2012年6月18日月曜日

もはや何と組み合わせても驚かない・・・

アメリカ人(と言っても色んな人種の人達)が好きな食べ物として思い浮かぶのがベーコン。

日本でも朝食のメニューにベーコンが登場したりするが、本場アメリカでは朝食にはカリカリに焼き上げたベーコンとビスケット(ここで言うビスケットとは外側がサックリとして中はしっとりとした3、4cm程の厚さのスコーンのような物)、スクランブルドエッグにグレイビーなどが定番。

以前、職場で日本のアスパラベーコンを作って皆に食べてもらったが、色んな食べ物に好奇心があるシェフ以外の人達にはあまり好評でなかった。その理由は日本風にベーコンを焼いただけではアメリカ人(メキシカンの人達も)的には『生焼け』状態なのだ。あくまでもベーコンはカリカリに焼き上がっていなければならないらしい。

さてそんなことを思い出させたのは先日通勤途中のラジオから流れてきたCM。あのバーガーキングからベーコンの入ったパフェが期間限定で新登場するらしい。



Sweet and savory made with cool, creamy and velvety vanilla soft serve, chocolate fudge and smooth caramel, made to order with our new thick hardwood smoked bacon. Limited Time Only.(Berger KingのWebsiteより画像、説明文拝借)

ベーコンとパフェ・・・・日本人の感覚からすれば甘いパフェに塩気の効いたベーコンの取り合わせは想像しづらいが、アメリカ人的にはOKなのであろう。

そういう自分も以前、シェフが作ってくれたカリカリに焼き上げたベーコンを溶かしたチョコレートでコーティングし、その上にカイエンペッパー(赤く熟したトウガラシの実を乾燥させた香辛料)を振りかけて冷やしたものを食べさせてもらった。

食べる前はチョコレートとベーコンが合うのか甚だ疑問だったが食べてビックリ。実にベーコンの塩気とチョコレートがマッチする。日本でも有名なロイズのチョコレートをポテトチップスでコーティングしたものに相通じる味がある。

2012年6月17日日曜日

魅惑のベトナム料理

アメリカは言わずもがな多民族国家。多くの国から移民した人達により様々な食文化が根付いています。日本と同じアジアでは中国や韓国の食文化もアメリカでも人気が高いですが、ベトナム料理も日本人の味覚に非常に合う物が多いです。


その代表格の一つがフォー(PHO)

ビーフの牛切りが乗ったフォー
テンコ盛りの野菜と一緒に豪快に食べると美味い!

フォーとは米の粉と水から作られたライスヌードルの一種で、ビーフの薄切り肉、ミートボール、薄切りのオニオンやネギなどの具材の上からチキンやビーフから取った透明な熱いスープをかけて運ばれてきます。

これに新鮮なモヤシやバジル、シラントロ(パクチー)、薄切りにしたハラペーニョ(青唐辛子)などをバンバン入れ、好みで絞ったライムやニョクマム(魚醤)をかけ、豪快に混ぜてから頂きます。

日本人なら誰しも時々食べたくなるラーメンが恋しくなった時、その替わりにこのフォーを無性に食べたくなります。


そしてベトナム料理では生春巻き(Fresh Spring Rolls)も有名ですが、個人的にはエッグロール(Egg Rolls/揚げ春巻き)の方が好み。

Egg Rolls/揚げ春巻き

熱々揚げたてのエッグロールをキュウリやニンジン、ダイコンなどを細切りにしたものやシラントロ、モヤシなど新鮮な野菜と一緒にレタスと巻き、甘酢のソースにつけてガブリと口にすれば、もう止まりません。

沢山の野菜と一緒に食べれるエッグロールは、これ1品でも十分食欲を満たしてくれます。

まだまだ他にも色んなベトナム料理がありますが、ベトナム料理は新鮮な野菜を沢山一緒に食べることが出来、味もさることながら非常にバランスも良い料理だと思います。

・・・嗚呼、また近々お気に入りのベトナミーズレストランに行ってしまいそうです(笑)。

2012年6月13日水曜日

メキシコ料理 TOSTADA(トスターダ)

土地柄、そして仕事上メキシカンフードに接する機会が非常に多いのですが、日本に住んでいた時は何一つメキシカンフードを食べたことが無かった。

基本的にメキシカンフードは小麦粉やとうもろこしの粉を練り、薄い円状に延ばして揚げたり焼いたりしたトルティーヤと野菜や肉、魚介類を組み合わせた物が多い。トルティーヤは日本で言うご飯にあたる位置づけ。勿論ライス(メキシカンライス)やビーンズ(フリホレス)も付け合せとして良く使われる。

そして使う調味料はサルサ(ソースの意)、そして香りや辛みとしてシラントロ(香菜/パクチー)、ハラペーニョ(青唐辛子)が入るのが基本。

そんなメキシカンフードの中で簡単な物を一つ今回はご紹介。



TOSTADA/トスターダ

(写真はスモークしたプルドポークメイン)

その名はTOSTADA(トスターダ)と良い、油でカリカリに揚げたコーントルティーヤの上にビーンズペースト(フリホレス)を塗り、その上にスモークして細かく割いたチキンやポーク、エビなどの魚介類などを乗せる。

さらにその上には好みの野菜、チーズ(ケソ・フレスコ/メキシカンチーズ)、サワークリーム、レッドオニオンのピクルス、アボガド、スライスしたラディッシュなど、自分が好きな物をテンコ盛りにして皿代わりのトルティーヤごと、バリバリ割りながら具をこぼしながら食べる。

キレイに食べようと思わず、こぼしながらバリバリ豪快に食べるのが美味しい(笑)。

作り方もさほど難しくなく、スーパーなどで予め揚げたトルティーヤがトスターダとして売られているので、冷蔵庫の中にあるものをバンバン乗せて食べても良い。

簡単だけれども乗せる具次第で色んな味を楽しめるのが魅力。

2012年6月12日火曜日

時に想像を超えた味覚と出会う国

アメリカには日本に住んでいると想像出来ない味覚、色覚の食べ物が時折存在しているよう思う。

例えば『青』・・・ 日本では青い食べ物はなかなか思いつかないが、アメリカでは青いクリームがたっぷり乗ったカップケーキや青い色のスポーツ飲料など普通に売られている。そう言えば昔、バンクーバーで青いペプシ(PEPCI BLUE)を見つけて飲んだ時の衝撃や、舌が真っ青に変色した思い出が今でも鮮明に蘇って来る。


さてそんな事をひさびさに思い出させてくれたのは、こんな飲み物に出会ったから。

ガソリンスタンドで給油中、あまりの暑さと2本$3の大きな看板に引き寄せられて店内でゲータレードを2,3年ぶりに購入。このゲータレードにも黄色、オレンジ、グレープそしてブルーなどテイスト別に薄いカラーが付いているが、あまり気にせずレモンらしき黄色とライムらしいグリーンを手にする。


早速グリーンのボトルを何気なく選び、大きめのフタを開け、豪快に飲み始めようと口元に近づけると微かな違和感・・・・

「うおっ、何だこの嗅いだことがある匂いは?」

でも喉が渇いていた勢いでそのままゴクゴクとグリーンのゲータレードを流し込み、ふっと一息つくと口の中に広がる青臭い香りが・・・・・


まさか!!と思いラベルを見るとフレーバーはこう表示してあった。




LIME CUCUMBER/LIMON PEPINO
ライムキューカンバー

そう正しく青臭い香りと味覚はキュウリそのもの。何故このフレーバーがゲータレードに採用されたのか甚だ疑問だが味は非常にマズイ。多分二度と買わないし、買うときに気をつけないといけない味だった。

でもそんな味に出会えるのがアメリカなのかもと思う今日この頃。

2012年6月11日月曜日

アメリカのエナジードリンク

日本でもRED BULLやMONSTER ENERGY DRINKが販売されているという話題はフェイスブックや知人のブログなどから知っていましたが、コーラやドクターペッパーなどの炭酸飲料と比べて比較的単価の高いこれらのエナジードリンクが何故アメリカで人気なのか?個人的には不思議でなりません。

例えば1ダズン(12本入り)の缶コーラ・・・日本で言えば350ml缶サイズのワンパックは$3~4前後で売られています。単価にすれば1本あたり25~34セント。1ドル80円で計算すると20~27円ほどです。




それに比べてエナジードリンクは販売店舗にもよりますがMONSTER ENERGY DRINKを例に挙げれば1本あたり$1.8~2.5ほど・・・同じレート換算すると1本あたりおよそ144~200円となります。

うーん改めて考えると高いしそんなにエナジー出ると思えませんが(笑)、かなりアメリカでは流行ってます。

アメリカンフード事情を現地より発信!

アメリカ生活4年目を迎え、職業柄アメリカや他国の食生活に接する機会が多い為、記録の意味も含めてアメリカンフードについてマイペースで皆さんにご紹介して行きたいと思います。

アメリカンフードのレシピ、食文化、店頭で売られている様々な物など、特にジャンルにとらわれず気になった物について書き綴ります!