2012年7月31日火曜日

Jalapeno(ハラペーニョ)

メキシカンフードやTEX MEX、時にはチャイニーズにも良く使われるテキサスでは最もポピュラーな青唐辛子Jalapeno(ハラペーニョ)

メキシカンはこのハラペーニョをこよなく愛しており、フレッシュなものからピクルス、時には素揚げしたものを料理の付け合せにガンガン食べる。日本人感覚からすれば醤油に近いぐらい何かにつけてハラペーニョを食す。

このハラペーニョ、職場でも色んな料理で使うが、使用する時に辛さを抑えたいのであれば中の種を取り除く。そのまま種ごと使うと辛さが格段に増す。しかし辛さを好むメキシカンは種ごと問答無用でそのまま使う(笑)。


そしてこのハラペーニョ、やっかいな事に辛さのバラツキが大きい。

中にはピーマンを食べてるのかと勘違いするほどマイルドなものも有れば、口の中に火が点き、むせぶほど辛いものもある。後者を素手で切ったりするとヒリヒリと手が火照り、その手で顔などを触ったりすると大変な事になる。

何度かパラペーニョを切った後、手を洗って娘の顔を触ったら「顔がヒリヒリする」と騒ぎ出したほど、その辛さの成分はしばらく、そしてしつこく手に残っているようだ。

そんなハラペーニョでも辛さを表す指標は中程度で2500–8000スコヴィル、日本でも有名なハバネロは何と100,000–350,000スコヴィルだから、ハラペーニョはさほど大して辛いペッパーという訳では無いらしい。ちなみに一度、生のハバネロを職場で食べた事があるが、その辛さに開いた口が閉まらなくなった記憶がある(涙)。


一つ変わりダネでおススメなのはハラペーニョを使ったコーンブレッド。

コーブレッドミックスに適量のミルク、蜂蜜、砂糖、溶かしバターに素揚げして皮と種をキレイに取り、2~3mm角にカットしたハラペーニョと刻んだシラントロを混ぜ込み焼き上げる。

甘いコーンブレッドの中にピリリとしたハラペーニョの辛みとシラントロの香りが口の中で混じり合い、何とも不思議な調和が取れた味を醸し出す一品(※今度作って画像UPします)

2012年7月30日月曜日

アメリカのパン、あれこれ

アメリカではメインの料理をEntree(アントレー)と呼び、それに付け合せるポテトや各種ライス、パスタやヌードル類などをStarch(スターチ)と呼ぶ。このStarchは日本食で言えばご飯に相当するものと言えばイメージしやすい。

またStarchとは別にディナーロールやフレンチブレッドなど様々なパンも料理と一緒に準備される。

パンと言えばサンドウィッチも人気のメニューで、デりなどでは各種ハム、レタスやトマト、オニオンなどのフレッシュべジ、ピクルスやサラダなど好みの物を選んで自分オリジナルのサンドウィッチをオーダーしたりも出来る。

この『自分好み』という部分がアメリカ人には非常に重要なようで、各人のこだわりが現れる。


例えばサンドウィッチに使われるパンだけとってみてもWhite、Whole Wheat、Honey Wheat、12 Grain、各種Nuts入り、レーズン入り、Jewish Ryeなどなど選ぶのが大変なぐらい色んな種類が売られている。

 ズラリと並んだ各種パン
自分好みを選べるのが重要








また中にはSour Dough(サワードウ)と呼ばれる酸味のあるパンやベーグル生地を使ったものもある(個人的には苦手な味・・・)




またアメリカのパンに共通して言えるのは、その暑さが1cm前後と非常に薄いこと。これはやはりサンドウィッチに使用する事を前提にスライスされているからであろう。

ただ日本で売られている食パンの様に厚切りのパンをトーストして食べたいなと思った時にはコチラがおススメ!!

Sunbeam TEXAS TOAST

薄切りのパンが主流の中、このパンは2cmクラスの厚切りで食べ応えがある。

ちなみにアメリカのパンがパサパサしてマズイと思われている方も居るかも知れないが、色んなパンを食べて来てその味は期待を裏切らない。スーパーなどで買う新しいパンは日本のものに負けず劣らず美味い。

ただ菓子パンや調理パンのバリエーションは日本が間違い無く最高だと思う。

2012年7月21日土曜日

Root Beer(ルートビア)

アメリカには様々な炭酸飲料が販売されているが、それらの多くは日本でも親しまれているのはご存知の通り。

でも中には日本では殆ど流通していないが、アメリカではお馴染みの炭酸飲料もある。その中の一つがこのルートビア(Root Beer))。


画像はA&W社のルートビア

ウィキペディアではルートビアをこう紹介してある。
ルートビア(root beer)とは、アルコールを含まない炭酸飲料の一種。商品としてのルートビアは、アメリカ合衆国において19世紀中頃に生まれたとされる。バニラや、桜などの樹皮、リコリス(甘草の一種)の根、サルサパリラ(ユリ科の植物)の根、ナツメグ、アニス、糖蜜などのブレンドにより作られる。使用原料やその配分は厳密に決まっておらず、銘柄によって様々なアレンジが施されている。(以上ウィキぺディア・ルートビアより抜粋)

どんな味かと言えば個人的な感想は『湿布のような匂い』が口の中いっぱいに広がる炭酸飲料。湿布の味って・・・・と思われるかも知れないが、ホントにそれに近いフレーバーなのである。

実は初めて渡米した時にバフェで飲み物を選ぶ際に聞きなれないルートビアとやらをオーダー・・・・一口目にあの衝撃的な味を体験して以来、もう二度と飲まないと心に誓ったのだが、年齢と共に嗜好が変わるかもと思い立ち、9年ぶりぐらいにもう一回トライしてみた。

結果・・・・やっぱり無理。

この味はこの先の人生でもう二度と飲まなくても良いと改めて思った。

2012年7月20日金曜日

メキシコ料理 Guacamole(ワカモレ)

先日ご紹介したPICO・DE・GALLO(ピコデガヨ)ともう一つ、非常にポピュラーなメキシカンフードのサルサ(ソースの意)と言えばこのGuacamole(ワカモレ)。

 

油で揚げたコーントルティーヤチップスと一緒にアペタイザーとしてレストランで出されたり、タコサラダやタコスに添えられたりもする。日本人感覚でも非常に口に合うディップかと思う。このワカモレのファンも多いのでは?

特にトルティーヤチップとのコンビは、ビールのお供に食するとどちらも止まらない美味さになってしまう(笑)。


さてこのワカモレ、スーパーなどでは出来合いの物も売られているが、何と言っても作りたてのフレッシュなワカモレに敵うものは無い。なので作り方を紹介するが非常に簡単!

 材料は適度に熟れたアボカド、トマト、レッドオニオン(普通のイエローオニオンでもOK)、そして欠かせないのがハラペーニョとシラントロ。


 

これらを食べ易い大きさにカットしたり刻んだりする。量は完全にお好みでルールは無いが、アボガドがあまりにも少ないとワカモレという感じがしなくなるので その辺は加減が必要。



 アボガドは予め切り目を入れてスプーンなどで掻き出すとカットする手間が省ける。

 


これらをボールに入れ、塩コショウ、風味と変色を防ぐ為にレモンまたはライムジュースを入れてディップ状になるまで混ぜ合わせる。



隠し味にクミンを入れたり、人によってはコクを出す為にオリーブオイルなどを入れたりもする。

これだけで簡単にフレッシュなワカモレが楽しめる。アボカドは時間が経つと変色し始めるので、多めに作った場合は空気が触れないようにプラスチックラップやクッキングペーパーでしっかり表面をカバーするか、アボカドの種を入れておいたり、表面にレモンジュースを浸したクッキングペーパーで覆ったりして保存すると良い。

2012年7月17日火曜日

魅惑のベトナム料理 Mì Quảng(ミー・クアン)

今日は久しぶりに何度か食べに行ったことがあるベトナム料理店へ行く事に決定!と言うのも数日前からここの揚げ春巻き(Egg Rolls)がどうしても食べたくて仕方なかったから。

いつもなら揚げ春巻きと一緒に色んな種類の中から選んだフォーを楽しむのだか、フォー以外にも色々美味しそうなメニューが並んでいるので今回は初めてMì Quảng(ミー・クアン)をオーダーすることに・・・・コレがなかなか斬新だった。


このMì Quảng(ミー・クアン)はベトナム中部発祥の麺料理でダナン市近郊のQuảngという地名と麺という意味のMìが由来となっている。


平べったい麺と色ほど辛くないスープ(おそらくフォーのスープベースに調味料や香辛料を加えたもの)、そして予め調理したエビやイカ、軟らかくなるまで煮込んだ角切りのポーク、ゆで卵、刻んだレタスやシラントロ、そして砕いたピーナツなど具沢山のベトナム版ラーメンのような料理。


そして最も目を引くのがコレ!!


ゴマ入りの大きなせんべいがどんぶりに刺さった状態でテーブルに運ばれて来る(笑)。

このせんべいを時々かじりながら、麺と具を楽しむ訳だが麺だけだと単調になりがちな味をこのせんべいのクリスピー感が見事にアクセントを与えてくれており、日本の麺文化に慣れ親しんだ自分から見ると非常に新しい組み合わせに感じる。

改めて思うのはベトナム料理とはシンプルな食材や香辛料を幾多にも組み合わせた味を楽しむことにあると思う。日本のようにシンプルなうどんや蕎麦なども非常に好きなのだが、このような組み合わせの妙を毎回楽しめるのが魅力だと思う。


今回の料理を楽しんだベトナム料理店はコチラ。


 La Me Vietnamese Restaurant

9780 Walnut Street #140  Dallas, TX 75243

水曜定休、それ以外は朝8時から夜8時まで営業

ダラス近郊の美味しいフォーを探したという知り合いのシェフが教えてくれたお店。同僚のベトナミーズのおじさんは、この近くのPho Bang Restaurantをいうレストランを教えてくれたが、何度か食べ比べた結果、個人的にはコチラが好み。何と言っても揚げ春巻きが断然美味いし付け合せの野菜の量や鮮度が申し分無い。

2012年7月16日月曜日

メキシコ料理 PICO・DE・GALLO(ピコデガヨ)

PICO・DE・GALLO(ピコデガヨ)とはメキシカンフードでは代表的なフレッシュトマトやレッドオニオン、ハラペーニョ、シラントロを小さくダイスカットし、レモンジュースや塩コショウなどと混ぜ合わせたシンプルなサルサ(ソースの意)。

 


面倒なのは材料を細かく切ることのみ。分量も完全に好みの量でルールは無い。個人的には少しフレッシュガーリックとピリリと刺激が欲しいので多目にハラペーニョを入れる。



あらゆる肉料理やタコサラダなどの付け合せなどにも使われるが、これと一緒にトルティーヤチップスをつまむとビールのお供に最高。


チップスのカリっとした触感と瑞々しくハラペーニョやシラントロが利いたシャキシャキのピコデガヨの取り合わせはワカモレと人気を二分するアペタイザー。メキシカンフードは日本人の嗜好にも合うことを感じさせられる一品です。

2012年7月12日木曜日

アメリカで豆腐!

アメリカでも馴染みの深い日本食食材の一つに豆腐があります。大豆から出来ている為、健康志向のアメリカでも受けが良いようですが、豆腐にも様々・・・中には異常に硬すぎたり、凝固剤まみれとしか思えないほど味が薄くて柔らかいものもあります。

そんな中、今回発見したのがコチラのかなりイケてる豆腐屋さん。


VIET TOFU
3555 W Walnut St # 203 Garland, TX 75042

外観にTOFUの文字が無ければ絶対に入りませんでした(爆)。ここではベトナム食材の他にかなり日本の味に近い豆腐や厚揚げを売っています。


中でもお勧めなのは『くみ出し豆腐』で大きな鍋から出来たてのふるふるな豆腐をカップによそってくれます。このくみ出し豆腐には甘いシロップ系のソースがついてくるのですが、勿論醤油をかけて食べればテキサスで売っている豆腐とは思えない味が楽しめます。

しかしこの日は残念ながら売り切れ・・・なので普通の豆腐1丁($1.25)と小さな厚揚げ(6個で$1)をお買い上げ。



そしてここで売ってるプリンがまた美味い・・・


素朴な味ですけど極端に甘いスイーツが多いテキサスでは貴重な味なのであります。